2012.08.24更新
市獣臨床部会で被災動物救護の協議会を開催しました。
静岡市清水区・駿河区・葵区には合計42の動物病院があります。これまでにも被災動物救護に関しては、災害対策委員会を始め様々な取り組みを行ってきました。しかし、毎月一回の限られた定例会で被災動物救護に関することだけを協議する機会がなかなかもてませんでした。今回は6月総会で8月の定例会で災害対策単独協議の機会を頂きました。協議の結果はまとまりましたら、HPを通じて開示していきます。
この日の協議のため、事前に被災直後の救護活動に的を絞ってアンケート調査を行い、90%以上の回答の調査結果も踏まえて2時間にわたり意見を交換しました。
まず、最も重要な課題は通信手段の確保です。災害対策委員会ではM無線による通信練習を定期的に行い、災害に備え電源の確保や車載の装備をしていますが、M無線免許取得者は19〜20人です。通信機を常時装備しているのはさらに半分位です。そうでない先生にはインターネット回線を利用した通話手段を勧めています。
被災直後には院内は物が散乱し、先生や家族にもけがや被害があるでしょう。お互いが思いやりの気持ちを忘れずに、平時からの災害に他する備えを飼い主さんにもくれぐれもお願いします。